増えています!!ナッツアレルギー

アレルギー
スポンサーリンク

ナッツアレルギーの方が増えています。それは何故なのか、どんな症状がでるのかをご紹介していきます。

そもそもナッツとは?

そもそもナッツとは?何をさすのでしょうか?

ナッツとは、木の実の事です。

「ピーナッツ」は、「ナッツ」という名前ですが、実はナッツには含まれません。ピーナッツ
(落花生)はマメ科なので、木の実ではないからです。また、アレルギーの表示も別になっています。

  • アーモンド(バラ科)
  • クルミ・ピーカンナッツ(クルミ科)
  • カシューナッツ・ピスタチオ(ウルシ科)
  • マカダミアナッツ(ヤマモガシ科)
  • ヘーゼルナッツ(カバノキ科)
  • ブラジルナッツ(サガリバナ科)
  • ココナッツ(ヤシ科)

主にこのような木の実があげられます。(ドングリや松の実、カカオ豆など区分けが微妙なものもあります。)

アレルギーの下人としては圧倒的にクルミ・カシューナッツが多くなっています。

ナッツアレルギーの症状

口周りや口の中の粘膜の違和感、じんましん、腹痛、呼吸器症状などの症状があります。かなり危険な状態になってしまう事もあります。

ナッツアレルギーの特徴

ナッツアレルギーといっても基本的には、ナッツ全てがアレルギーの原因とはなりません。アーモンドアレルギーだからと言って、マカダミアナッツにもアレルギーが出る・・・という事にはなりません。

一種類ずつ確認していくことが必要になります。

ですが、クルミとピーカンナッツ、カシューナッツとピスタチオには関係性があります。

クルミアレルギーであればピーカンナッツでもアレルギーが出る事が多いです。カシューナッツアレルギーであればピスタチオでもアレルギーが出ることが多いです。

ナッツアレルギーが増えている原因

ナッツを食べる機会が増えたから

ナッツの輸入量は年々増えています。

それだけ販売量も増えており、食べる機会が増えて身近な食品になってきました。以前とは異なり、どこのスーパーでもナッツのコーナーがあります。また、お菓子やパンなどにも使用されることが非常に多くなりました。

アーモンドの美容効果をうたったり、ピスタチオのようなブームで口にする機会が多くなった事が輸入量増加要因の一つではと考えられています。

http://www.jna-nut.org/?page_id=83(ナッツの輸入統計)

https://www.customs.go.jp/tokyo/content/toku0111.pdf(税関資料)

「アレルギー」というものの認知度が上がっているから

「アレルギー」という言葉が浸透し、どういうものか知っている人が多くなりました。そのため「アレルギー反応が起きているのでは?」と受診する人も増えていると考えられています。

どのくらいナッツアレルギーの人が増えているか

1位・卵。2・位乳。3位・小麦。これが今までのアレルギー発生数の順位でした。

ところが、2020年の消費者庁調査結果では、卵・乳・ナッツ類に順位が変わりました。ナッツ類が小麦を抜いて3位になったのです。

ちなみにナッツ類のなかでは、クルミがダントツの1位です。クルミはパンやお菓子に多く使用されています。サラダのトッピングなどでも見かけます。それだけ、食べる機会が増えていると言うことです。

クルミは2023年3月9日から、表示が「推奨」から「義務」食材に変わりました。

2019年には、アーモンドが表示推奨の食材に加わっています。この2点を考えても、ナッツ類アレルギー患者が多くなっていることがわかります。

ナッツアレルギーの人が気をつけた方がよいアイテム・メニュー

パン・ケーキ・クッキー・アイスクリーム・シリアル

トッピングや生地などに使用されている事が多いです。洋菓子は特に気をつけた方が良いと思います。

チョコレート

ナッツ類がチョコレートで包まれているお菓子が多いです。

ナッツを包んでいなくても、チョコレート自体にペーストが入っている場合もあります。ジャンドゥーヤはヘーゼルナッツペーストを使用しています。

和え物

クルミ和えなどは名前でわかりやすいですが、白和えにクルミを使用している事もあります。和え物には注意が必要です。

また、サラダなどのトッピングでもよくみかけます。

佃煮

小魚の佃煮にクルミが入っていることがあります。見た目でわかりやすいので気をつけやすいかもしれません。

カレー・アジア系のメニュー

ナッツペーストを使用していたり、ナッツが添えてあったりすることが多いです。(ピーナッツの方が多いかも知れませんが・・・)

調味料

ごまだれやドレッシングなどにも使用されていることがあります。

ナッツは見た目でわかりにくくなっている場合も意外と多いです。

製品裏面の表や、プライスカードなどの確認が必要です。

スポンサーリンク

タイトルとURLをコピーしました