「アウトプット大全」読んでみた感想

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アウトプット大全

本書は読みやすいように2ページ見開き、又は4ページで区切られています。時間が無い方、読書が苦手な方でも1日1区分だけ読むことができるように設計されています。

大きくは「アウトプットの基本法則」「話し方」「書き方」「行動」「トレーニング法」の5つに分けてて書かれています。

帯には「あなたの成長を加速させる80の方法」とあります。

知識は「入れる」だけでなく「出す」事で覚える

講義を聴いても、暫くしたら忘れてしまう。本を読んでも、暫く前のことだと何が書いてあったか覚えていられない。

インプット(入力)ばかりでアウトプット(出力)が足りないから覚えることができない。

・・・まさにそれだと思いました。

若い時は記憶力も良く、特別な事をしなくても覚えていられました。

でも、よく思い出してみると、書いて練習する事もよくしていました。ノートに何度も同じ事を書いて覚えていました。当時は書く事、声に出して唱えることが当たり前だったなぁと、本を読んで思い出しました。

実際問題として記憶力も低下はしてきていると思いますが、当たり前にやっていたことをいつのまにかサボるようになった結果が今かなと気づきました。

話し方について

何を話すかではなく、どう話すか

「話の内容」より「どう話すか」が大事だと、この本では書かれています。

例として結婚式のスピーチがあるのですが、確かに「話の内容」が良くても「ガチガチに緊張して声が上手く出せない」では、確かに伝わるものも伝わりません。

大丈夫かな、頑張れ、と話の内容意外に注意が向いてしまいます。

褒め方、叱り方・・・

褒めた方が良いとわかってはいても、褒め方がわからない。注意したいけど、怒ってしまう。

私と同じような悩みを持つ方には是非読んでいただきたいなぁと思いました。

ただ、本で読んでも中々実行には移せませんせん。だからこそ、どこかの余裕のあるタイミングで実際に褒めたり叱ったり1回でも良いからアウトプットする事が大切なのだと思いました。成功体験というやつですね。

自分が褒めて貰った覚えが無くて、人を褒めることができない。私自身がそう思っていました。幼い頃、結果しか見て貰えなかった気がします。

結果でなく、その行動を褒めたり叱る・・・相手をちゃんと見ていないとできなそうです。褒める叱るも簡単ではないですね。

アウトプットの練習について

「書き出して脳の棚卸しをする」とこの本には書いてありました。以前読んだ別の本でも、知識の棚卸しという言葉がありました。

面倒でも、棚卸しをやっていかないと今後困る事になるのではないかと思わされました。

日記を書く

メンタルを整える方法でも、よく出てくる3行日記。今日あった「良い事」を前向きに3行で書くという日記です。仕事をしていたときは特にですが、わざわざ日記に書ける事ないわ・・・と思っていました。

そういった人に向けて、この本では自分の健康状態を書いてはどうかというアドバイスもありました。年をとっていくにあたり、自分の調子を把握しておく事は一石二鳥も三鳥にもなる非常に良い事だと思います。

SNSやブログを活用する

手で書く事がアウトプットに一番良いようです。ですが方法問わず、まずはアウトプットをする方が大切なようです。

この本を読んでいた途中で、人に読んでもらえなくてもいいからとりあえずブログに感想を書こうと思いました。この章まで読んで、ああやっぱり書いた方がいいんだな、と。

今まで読んできた本はそれなりにあります。読んですぐ手放した本もありますし、気に入って手元に置いてある本もあります。手元に取っておくと決めた理由があるはずなのに、本を見ても何が書いてあったかさっぱりわからない。

以前から気にはなっていましたが、これを機に持っている本を再び開いていこうと思いました。

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