【保育園栄養士】メリット・デメリット 3選

保育園給食栄養士
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保育園で勤務して感じた事

りっか
りっか

私の感じたメリット・デメリットです。

人によって逆に感じたりするかもしれないです。

保育園で栄養士として勤務した中で、私が感じたメリット・デメリットです。立ち位置や食育についても少し触れています。

保育園栄養士のメリット

保育園栄養士のメリット①子どもの成長をそばで見ることができる

子ども達は可愛いですし、成長が早いです。それを近くで見守れるのは楽しいです。赤ちゃんも抱っこし放題でした。

赤ちゃんが乳児・幼児と成長していくのを近くで見ていられるのは非常に良かったと思える点です。それぞれの成長を見る事ができたり、懐いてくれる事があればさらに頑張ろうというモチベーションアップになります。

また、子ども達は色々な事に対して素直に伝えてくれます。「美味しかったからまた作ってね!」という素直な言葉に嬉しくなることも多いです。

保育園栄養士のメリット②保護者支援に参加できる

現在は、「子どものため」だけでなく、「保護者支援」も保育園に求められています。働き、子育てをする保護者の支援ができるという事もメリットの一つです。

働く方々の「縁の下の力持ち」になれたら、社会参加の意義も感じやすかったです。

保育園栄養士のメリット③行事食などでかわいい食事を作る

行事食等で可愛らしい食事を用意したりすることも保育園での特色です。かわいい料理を考えること、作ることが好きな人は楽しいのではないでしょうか。

私はそういった事があまり得意ではありませんでしたが、かわいくできて子どもや保育士が喜んでくれた時は、やっぱり嬉しかったです。

保育園栄養士のデメリット

保育園栄養士のデメリット①仕事量が多く、多岐にわたる

栄養士が現場に1人である可能性が高く、仕事が多岐にわたります。基本的には調理師数人に栄養士1人という現場が多いと思いますが、法人の考え方によっては栄養士の数が多いこともあるようです。

調理以外にもミールラウンド(教室訪問)をしたり、事務作業をしたり、沢山の仕事があります。現場状況によっては、かなり時間に追われる事になります。

また、栄養士しかできない仕事が多く、お休みが取りにくいと感じます。

保育園栄養士のデメリット②自分の成長やキャリアアップが難しい

保育園に勤める人のキャリアアップを目指す「保育士等キャリアアップ研修」という制度があります。参加できる事もありますが、基本的には保育に関するものが多いです。栄養関係で勉強できる機会はあまりないです。

園内で1つだけのポジションであることが多いので、キャリアアップというものはあまりないと思います。法人や会社によってはキャリアアップもあるのかも?と思います。

離乳食・幼児食・アレルギーなど専門的な事を学びたい場合には、自分でアンテナを張って講習を受けに行くことも必要になります。まずは栄養士会などに所属をしてみるのもおすすめです。

  ↓ 日本栄養士会について ↓

保育園栄養士のデメリット③コミュニティがちいさくなりがち

基本的には調理室(給食室)のメンバーと同じ空間にいる時間が長いです。何年も異動がなくずっと関わっていく可能性があります。(企業や大きい法人で姉妹園が沢山あれば異動もそれなりにあると思います)

そのため、性格が合わない、仕事観が合わない、となると色々厳しいです。また、関係がこじれてしまうと修復が難しいです。上手く割り切ってコミュニケーションができる人は大丈夫かもしれません。

保育士と情報共有などで話をすることはありますが、保育と給食はどうしても立ち位置が違います。そのため、仕事の悩みを抱え込みがちです。大きな法人、会社の場合には栄養士同士の情報交換や交流の場所があるかもしれません。

りっか
りっか

会合などで色々な現場のお話を聞く機会がありましたが

本当に園によって様々・・・という印象です。

保育園給食での栄養士の立ち位置

基本的に給食室を統括する立場で、調理師を指示する立ち位置となる事が多いです。そのため、責任も大きくなります。

園によっては栄養士が複数いる事もあり、栄養士の中でリーダー的な役割が存在するという現場もあります。新人で栄養士が1人の現場というのはかなり厳しく、何らかの給食経験がないと荷が重い部分があるかなと感じます。

先輩栄養士から業務や気をつけた方が良いことを教えてもらえる環境が望ましいと思います。

保育園の食育活動

そもそも食育とは

食育(しょくいく)とは、様々な経験を通じて、食に関する知識と食を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てることである。

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=417AC1000000063

食育基本法では上記のような定義がなされています。

保育園での食育

保育園児に対しては食育を始める前の土台作りが求められます。食材を口に入れる事、噛む事、飲み込む事、色々な味や食感がある事や香りがある事を知る、そういった土台です。

ですが実際には、クッキングや行事などイベント性のあるものが求められがちです。確かに楽しいですし、成果としてわかりやすいです。「こんな事やってます」と保護者にもアピールしやすいです。それも一つではありますが、設備や人員が不十分の場合、結構厳しいというのが本音です。

継続して実施している現場であれば、やりやすいと思います。新しく始めようとすると給食室内や保育士との連携が必須です。クラスの雰囲気を把握し打ち合わせが必要ですので、お互い時間を調整する事をまず目指します。

りっか
りっか

保育士の激務や残業問題などをニュースでも見かけますね。

同じ現場ですので、栄養士も状況は似てきます。

栄養士と管理栄養士

保育園では基本的に栄養士の募集が多いです。配置基準上、管理栄養士である必要は無いからです。

一般的に管理栄養士の必置義務・努力義務があり必要とされるのは、医学分野を初めとした厳格な栄養管理が必要な施設や大規模施設が多いです。保育園では医学的な知識より小児栄養や離乳食、食育の知識が求められます。そのため、管理栄養士の募集は、ほぼないと思います。

保育園では管理栄養士資格試験のために学ぶような知識を活用できる場面は少ないと思います。栄養士での募集に対して応募するので、管理栄養士の資格手当も付くことも考えにくいです。

管理栄養士資格が不要というわけではありません。乳児院や病児を預かる場合には発揮できるのではないでしょうか。

私個人的には、保育園で栄養士として仕事をしたい場合には管理栄養士の勉強より、実践的な食育の方法、保育の勉強などをした方が仕事に活かせると感じました。

まとめ

保育園で栄養士として勤務した中で、私が感じたメリット・デメリットをご紹介しました。

保育園では同じ栄養士資格の人がいない事が多いと思います。様々な事で相談が出来なかったり、理解してもらうのが難しいと感じる事があるのではと感じていました。どんな職場でも人間関係や責任などは発生します。どこで割り切るのか、個人的には難しかったです。


 ↓ 栄養士として働いてみての実際の本音 ↓

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