私が仕事を辞めた理由
会社など「仕事を辞めたい」と思う人って意外といるんじゃないでしょうか。
私は仕事を辞めた事が3回あります。もしかしたら何かの参考とか、共感になったりしたらいいなと思って経緯などを書いてみます。
ただ書きたかっただけというのもあります。笑
退職の決定打は体調不良です。が、それ以外にも沢山要因はありました。
それが、自分がやりたいと思った事との距離の遠さです。
このまま、長年ここで働いていけるのか?
どの現場でも楽しく働いてきました。出来ることが増えていくのは嬉しいですし、楽しいです。色々なチャレンジもされてもらえました。それなりに評価もしてもらえたと思っています。でも
どの現場でも、「このまま、1年後・2年後・・・ここで働いていけるのか?」ということを強く感じたタイミングがありました。
専門職で働きたいのに、店長にならないといけないのか。
現場でプレイヤーとして働きたいのに、管理職を目指さないといけないのか。
違う方向を向いている人達と目線を合わせながら働く器用さが自分にあるのか。
不満を持ちながら続ける事はできるのか。
この「ワーク・ライフ・バランス」で何年か後も働ける体力があるのか。
この昔ながらの考え方で改革が出来ない現場で働いていくのか。
自分がそこで見つけた「やっていきたい事」との、距離
自分では変える事の出来ない、職場・会社組織の壁に当たったときに考えました。
考え方・捉え方というものは人それぞれなので、無理にこちらに合わせてもらう事も出来ません。説明しても無理なら、それを変える事はだいたい無理なんですよね。
何かをしたい時や困った時に、私の伝え方や熱意が足りなかったのかもしれないです。でも、その時の私は私なりに精一杯やったと思っています。その結果なら、受け止めるしかないと思っています。
「結局、お前のわがままじゃないか」とか「仕事を選ぶな」「やるべきことをやれ」とか言われる部分もあると思います。
実際に経験しないとわからないことも沢山在ります。ですから店長も経験させてもらったけれど・・・やっぱりこれは私のやりたいことじゃないと思ったし。
フルタイムの仕事って8時間労働9時間拘束が多くて、1日の1/3以上なんですよね。それを過ごす場所・相手・仕事内容が合わないのは、やっぱりよく考えて行くべきことなのだと思います。
私が合わない現場でも他の人なら上手くやれるかもしれない。逆に、他の人ではダメだったけど、自分はなぜか上手くやれたなんて事もあるんですよね。
仕事を辞めた決定打
仕事を辞めた決定打は、体調不良でした。もうどうにもならなくなってしまいました。
最初2つの会社では働き過ぎ、睡眠不足、これが体調不良のメインだと思っています。
3つめの職場では、主に不安・不満によるストレスが体調にきました。
8時間労働・9時間拘束
8時間労働、9時間拘束が日本の一般的働き方という認識です。でもこれって意外と厳しいんですよね。
通勤時間もあるし、ユニフォームがあれば着替える必要もある。(最近は着替えも勤務時間に入れて貰える職場もあるみたいですが・・・)家から出て、通勤して、ユニフォームに着替えて、タイムカードを押す。そこまでを仮に1時間とすると、1日に2時間必要になります。
睡眠時間も非常に大切です。大人でも健康のためには7~8時間寝た方がいいと言われています。ここでは仮に8時間としましょう。(正直、そんなにとれないのは承知の上で)
ここまでで、仕事9時間+通勤2時間+睡眠8時間=19時間ですね。残りは5時間です。
この5時間で、朝起きてからの準備、支度、朝食、買い物、夕食、お風呂、就寝準備をしないといけないわけです。食事だって、調理準備して、食べて、片付けてと意外と時間かかります。掃除は週1回としても、洗濯は週3回くらいはしないと干す場所も無くなりますよね。
洗濯だって、洗濯機回して、干して、畳んで、しまうという作業があるわけですよ。
ここに、もしも残業が発生したり、通勤にもっと時間がかかったりしたら即アウトですね。
職場の人や、友人と飲み会なんかもありますしね。24時間では足りないです。
1つ目の職場を辞めたときの状況
1・2つめの会社は、残業が多く、通勤時間がかかる場所だったりしました。(現場異動がよくありまして)
そうすると、どこがけずられるか。
そう。睡眠です・・・。あと、色々やるための時間も。
午前1時以降に寝て、朝5時前に起きる・・・。疲れが取れず、なんとか職場に向かう毎日でした。目覚めたときに、背中が痛くて起きあがれなくて「なんでここまでして、がんばらなきゃいけないんだろう・・・」と布団の中で泣いたこともあります。
上司の中には出勤前に点滴を打ってくるなんて人もいて。私は点滴してまで働かないぞと決めていたんですが。結局、体調が悪くて病院に行ったら点滴打って貰ったんです。この2点で退職の意志が固まりました。
退職して身体を休めたら、結構すぐに体調は良くなりました。
2つ目の職場を辞めたときの状況
1つ目の職場同様、残業や通勤時間の長さから来る睡眠不足がメインで、寒さにもやられました。
冬場、寒い環境で仕事せざるをえなかった事もありました。上長に相談しても、中々わかってもらえず。そういう時には、毎日その現場の気温を測って記録するといいんですが・・・。すでに参っていて、それができなくなってたんですよね。(思いついたのにできない。これはかなり悪い状況です)
この寒さが、私の身体へ結構なダメージを与えました。
そんな身体へのストレスの他に、メンタルへのストレスもあって、目眩を起こすようになってしまいました。これも仕事をするには難しい症状だったので、退職へ後押しされた状態です。
退職後は病院通いをして・・・回復するのに時間がかかりました。
3つ目の職場を辞めたときの状況
残業はなく、通勤時間もたいしてかからない良条件な職場でした。睡眠も良好でした。
ここにいた時に新型コロナが流行し、仕事関係だけでなく生活全般含めて非常に不安を募らせました。
自分がコロナにかかったら、私の仕事は誰がやってくれるのか。取引先がコロナで納品できないとなったら、どうしたらいいのか。大きな会社だったら周囲に人も手伝ってくれると思うのですが、この職場では自分自身でやるしかなかったのです。それが非常に心の負荷に感じてしまいました。
そしてサービス残業が横行している職場でした。残業代はでないけれど、残業して当然見たいな空気感。定時で帰る人は余裕がある、頑張って仕事してない・・・という目を向けられる感じです。
心理的なストレスが重なり、パニックやブレインフォグのような事も起こりはじめ、思うように仕事ができなくなってしまいました。仕事内容が1人仕事で重要な内容もあったので、退職する事にしました。
退職後はやはり病院通いをして・・・またもや回復するのに時間がかかりました。
3つの職場で共通していること
それぞれの職場で、自分のやりたいと感じた事がありました。○○をやってみたらどうだろう、改善できたらどうだろう。それが実践できているときは楽しかったし、やりがいも充実感もありました。
実現・実践が難しいとわかってくると、悩み、辛くなり、辞めたくなり、体調に響く・・・。結局はその流れになっていました。
一度身体を壊すと、壊しやすくなる。
一度身体を壊すと、壊しやすくなる。まさにこれを体感しました。聞いていたことだったので、気をつけていたつもりだったんですが・・・やってしまいました。
頑張れるんじゃないか、自分の頑張りがまだ足りないんじゃないか、そう思ってしまったのがいけなかったと思います。諦めが肝心なんですよね。
どうやって辞めたか
一応、自分で上司に退職したいと言うことができました。
これって本当に勇気がいります。こじれたら退職代行の会社に頼んでもいいかもしれないとも思っていました。
で、なぜかわからないですが、私が退職したいというと引き留めて欲しいと写るみたいで(社交辞令か)。すぐに「わかった」とは言ってもらえないので、色々理由を言わないといけません。
なんでやねん。辞めるんだってば。
別に給料上げて欲しくてゴネてるわけじゃないんですけどね。ここで給料上げる話をされるとマジで萎えます。違う。そうじゃないんですよ。月額1万円上がったりとか、なんなら10万円上がったとしても、もうそんなんでは無理なんです。
体調不良で話すのもしんどいのにね。直の上司の後、さらに上が来て、話をし。最終的に意思確認までされてりするんですよ。
1つめの職場
あんまりにも腹が立っていたし、電話するのも迷惑な時間だと思って、色々しんどい旨をメールしてたんですね。現場の大変さとか、自分のこととか。メールでデータとして保存したかったんです。自分が何送ったか、どう返されたか見返したかったですし。(上司が近場にいないので。いたら直で話します。)
最初に、「本来ならお電話すべきかもしれないですが時間的に迷惑だと思ったのでメールで失礼します。」等の一文も入れました。
そしたら、上司は電話じゃ無くてメールだったから余裕があると思っていたとか抜かすんですよね。メールをよく読め。何通出してると思ってんのや。大切な話はちゃんと電話しろとそっちから電話してこいや。っていうお話ですね。
いやいや、むかついてるから、あんたと話したくなかったんだよ。と思いつつ。結局面談時にも「電話するには時間が遅いし、電話だと話が支離滅裂になってしまったり泣いてしまって話が出来なくて、ご迷惑をかけると思ってメールにしました」って言いましたね。大事な話は電話でっていうのもわかってはいるんですけどね。午後9時以降とか。休日とか。流石に配慮するじゃないですか。
で、その後来た上司の上司にメールを全部印刷して渡してやったぜ!!
メールの相手の上司がどうなったかは知らないけど、まだまだ昭和の香りが残る会社体質だったので特にダメージはなかったでしょうね。でも、私の気が晴れたので良かったと思います。
2つめの職場
話しても通じない上司って一定数いるんですよね。(ブーメランかもしれないけど・・・)
一つ目の職場でもそうなんですが、大変だと訴えても「自分はそれをやりこなしてきた」と言われるんです。人手が無くても乗り切った。睡眠時間も削った。それが普通だと。
それはご立派な事ですね。でも、私はできないんですよ。もう限界。
そんな経験もあってか、私自身も人に対してそう言ってしまったことがあります。それに気付いたときはショックでした。反省していますし本当に肝に命じようと思います。
3つめの職場
このタイミングは申し訳ないなーと思った時期に退職を願い出ました。
でも、もう体調が限界で。仕事できる能力が落ちてたんですね。普段何の心配もなくやってた作業を間違えそうで。いつものスピードもでない。どこまでやったかわからくなって、何度も確認して仕事が進まない。でも、自分の体調も職場環境も改善される要素が一つも無い状況で。
とりあえず後任に引き継ぎして欲しいから、募集をするって事になりました。これはまあ致し方ないですし、想定していたんですが。・・・話が進まない。これ、辞めさせて貰えないのでは?と焦って労基署に相談の電話をしました。
状況を説明したところ、労基の担当の方が職場の対応はおかしいと言ってくれましてね・・・!私が正しかったんだと確認できました。「相談した内容で対応しても職場に引き留められたり対応してくれないなら、もう一度労基に電話してください」と力強いお言葉をいただき・・・!!
後任来ないまま退職日を決めて貰えました。混乱はするだろうし、いずれ来る後任には申し訳ないけど。私がやることやった・・・!と思うことにしています。
上手く辞める事が出来たのか
正直な所、円満退職とは言いがたいなと思います。
でも、そんなものだと割り切るしかないのかなとも思います。定年や期間満了、結婚・出産や引っ越し以外って、その職場に不満がある場合が多いでしょうからね。
会社の体質・対応が悪かったんだから、しょうがないじゃん!と。
万人と合うわけじゃないし、会社ならなおさらです。
悩んでいるなら早めの対応を!
この人とは合わない、この職場は合わない。
そう思ったら、早めに友人に相談したり、社内の相談できる人に相談した方がいいです。パワハラとかハラスメントと感じる場合には、ハローワークだとか、何らかの相談窓口に聞いてみるのもオススメです。
本当なら、体調を崩す前に脱出するのが最善です。でも意外とそれが難しい。
真面目だったり、一生懸命だったりする人ほど、陥りやすい沼です。
<スポンサーリンク>