栄養士ってどんな仕事をするの?
病院の栄養士の仕事はなんとなくわかるけど・・・産業給食(社員食堂・職員食堂)などの栄養士ってどんな仕事をしているの?という話を自分の経験から少しご紹介してみたいと思います。の第二弾です。
あくまで個人の経験と感想の一例です!
産業給食施設はどんなところ?
提供するメニューアイテム
産業給食と言っても色々な現場があります。利用人数が多い場合には建物の2フロア3フロア使用し、エレベーターで料理を運んで提供する場合もあります。
メニューアイテムも様々です。規模が小さければ定食が1種類、大きければ何十種類ものアイテムが並びます。
よくあるのは、「主菜」「副菜」「カレー」「丼」「和麺(そばうどん)」「中華麺」「パスタ」「定食」ですね。これらが数種類ずつ用意される事が多いです。各現場の広さや設備、人員などによって全く変わってきます。
上記に加え、ハーフサイズや大盛などのサイズ変更があったりします。これだけのメニューアイテムとなると、献立を立てるにも経験値が必要になります。全てを自分で一から考えなければならないわけではなく、社内や現場でメニューを持っています。先輩栄養士から色々学ぶ事も多いと思いますが、調理の視点は欠かせません。
これだけのメニューがあると、健康的なメニューばかり・・・というわけにはいきません・・・。
利用者に「どう選択してもらうか」が仕事になってきます
レジ
かなりオートレジが普及していると思います。オートレジや通常のレジ設定は栄養士がやる場合が多いイメージです。
グローバル対策
企業によっては、海外の方が多く勤務されている事もあります。ですので、メニュー表やプライスカードに英語表記を入れる場合もあります。社内で英語表記用データを共有していたりします。宗教対応として肉の種類のマークを該当メニューのプライスカードに付けるたり、カードの色を変える事もあります。
設備がないとできないですが、ハラール食材を使用したメニューを作る事もあります。場合によってはベジタリアン対応などをする事もあったりします。
アレルギー対策
基本的に、利用者がメニューを選択できるカフェテリア方式では、アレルギーの代替対応などはしていない事が多いです。アレルギー対応をする場合は、単一定食や寮での食事など、利用者に選択肢がない時に限られているイメージです。
キャリアアップ
「栄養士」資格のみの場合、基本的には店長候補となり、店長からさらに総合職などと同じ方向で上に上がる事が多い感じです。「管理栄養士」だと、店長や本社勤務などを経て栄養士の上役になる感じです。
どちらにせよ、店舗運営や経営部分を踏まないと上に上がれないイメージですね。店舗の動き、会社の動きを知らないままでは上には行ないようなっている事が多いです。栄養士として働いていきたいのであれば、まずは管理栄養士を取得する事がベストだと思います。
イベント
基本的に産業給食では健康な方が、自分の食べたい物を選択されるため、一般の飲食店と比較されることが多いです。ですので、一般受けするメニュー提供やイベントを打ちます。
社内で用意してあるイベント、現場で考えたイベントなどを実施します。健康メニューをイベント化して提供する事もありますが、有名店とのコラボなどもあったりします。
まとめ
産業給食施設はどんな所か、どんなメニューを提供しているかなどをご紹介しました。
思い返してみると、色々な事を経験させてもらいました。栄養士の指導にまわるキャリアアップの方向、マネジメントへの方向、選択肢があるのはおすすめです。また、企業であれば、社内システムを使用することで色々学ぶこともできます。
コメント