グリセリンフリーにチャレンジしてみた件
化粧品に含まれるグリセリン。
グリセリンは刺激の少ない保湿剤で、配合している商品が非常に多いのが現状です。
毛穴が気になっているから、使ってみようと思った
多くのアイテムに入っているグリセリンですが、「毛穴が目立ちやすい」「ニキビになりやすい」「肌に合わない」など、人によって合う合わないがあるようです。この情報は、まだ科学的な根拠はないそうですが「身体・肌に合う合わない」は、化粧品だけでなく、食品・衣料品など様々な事柄に起こっているのも現実です。
毛穴に関しては、グリセリンフリーにすることによって、毛穴が小さくなったりフラットになるわけではなく、見え方が変わって目立ちにくくなるという事がメインのようです。
最近になって、この話を耳にしたので自分のスキンケアを見直してみました。
グリセリンフリーの化粧品
実際、自分に合うかどうかわからないので、まずはお試しという気持ちでやってみよう!と思い。
YouTube動画などを参考に、すぐ購入できて価格が安い物を考え・・・。まずはセザンヌの「ナチュラルローション」と「ナチュラルバランシングクリーム」を選びました!
セザンヌは、どこのドラッグストアでも大体置いてあるので手に入れやすいです。
ナチュラルローションの外観と成分
「肌荒れを防ぐ」という嬉しい言葉が目立ちます。その横には「頭皮にも」と書いてあり・・・化粧水のアピールには中々見ない言葉で驚きました。
一般的な化粧水は1本の容量が160ml~180mlのイメージなんですが、こちらは360mlと、かなり大容量です。
頭皮ケアについて使い方が書いてありますね。
ナチュラルバランシングクリームの外観と成分
こちらは、箱に入って販売していました。化粧水についていたシールと同じ宣伝文句が書いてあります。
箱から出すと、こんな感じのチューブが入っていました。
実際にグリセリンフリーを使ってみて
使用1~2日目
浸透が、凄く良かったです。
「ぐんぐん飲み込む」という表現がぴったりでした。
一方で浸透はするけど、それを保持する「保水力」に欠けるなと感じました。ナチュラルバランシングクリームも同じで、保水力・保湿力に欠けていると思いました。
化粧水を重ねづけして「浸透した」と感じても、その後すぐ乾燥を感じました。
グリセリンが入っているアイテムを使ってきていたので、急に成分変更すると追いつかないのか、と思い。また、完全なるグリセリンフリーでなくても良いとも思っていたので、持っている乳液やクリームも使用しました。
使用3日目~
グリセリンが少ないアイテムに肌が慣れてきたのか、初日ほど「ぐんぐん飲み込む感」がなくなりました。でも、肌には吸い込まれていく感覚はありました。また、少し時間が経った時に感じた乾燥も初日ほどではなくなってきました。
化粧水の重ねづけだけでも、ちゃんとしっとりしてきています。
今までを思い返してみると・・・
私は乾燥肌で、毛穴は「開き」や「たるみ」で目立っているのが悩みです。比較的敏感肌でもあります。
「しっとり」等書いてある化粧水はとろみが強いものが多いイメージです。私の肌の場合、とろみが強い化粧水だと、皮膚の上に膜を張る感覚があり、肌に入ってくる感覚がありません。場合によっては表面でつっぱりました。化粧水の表示を見て「どこが”しっとり”・・・」なんだと思ったこともよくあります。
手のひらを頬に当てて吸い付く様子を映して「もっちり肌」などと表現するCMなどがありますが、わたしがやるとベッタリ感で手のひらにくっつく感じでした・・・。
グリセリン入りだとテカっていた
グリセリンが入っていると毛穴が目立つという話の理由として、光学的なものが考えられるということです。光の屈折で、毛穴がハッキリ見えやすいということですね。
確かに、化粧水を変える前はテカるというか毛穴の周りに光が反射していたような気がします。メイクアップ用品ではパールなどの光で毛穴を目立ちにくくするなどありますが、スキンケアアイテムでは逆の効果が出ていた可能性があるのかなと思いました。
ナチュラルローションを使用し始めると、化粧水でテカることも、化粧水を塗布した後のべたつき感を感じることもなくなりました。
ロート製薬 「肌ラボ 極潤 トラブルケア」
セザンヌの「ナチュラルローション」の他にもチャレンジしてみました。
こちらもグリセリンフリーです。トラブルケアというわりに、エタノールやメントールなどスッとする成分が入っているのが謎です。
*光の影響で水色っぽく見えますが、緑色のパッケージです*
使ってみたところ、思ったほどスッとするわけではなかったです。かなり控えめな量しか入っていないのかなと思いました。
何度か重ねづけをすると、ペタペタ感が少しありました。個人的には気にならない程度でした。
明色化粧品 ソフトアストリンゼン
昭和な感じのパッケージです。
こちらもアルコールが入っていますが、スッと感も特になく、優しい使い心地でした。重ねづけをしてもペタペタ感は無く、使いやすいです。(あと非常に安価です)
過去、使用感の良かった物の成分を確認してみた
バランシングローションの浸透が良かったので、今までに「浸透が良かった」と感じたアイテムを思い出して、その成分はどうだったのかと確認してみました。
HABA 「Gローション」
HABAの「Gローション」は、継続使用していた期間がありました。継続をやめても、使用感が良かったのでたまに使っていました。
確認してみると、グリセリンフリーでした。
ESS 「グランシア」シリーズ
パパウォッシュで有名なESSのスキンケアも長く継続期間がありました。
使用していた時はリニューアル前の製品だと思うので、成分が確認できず・・・。現商品で確認したところグリセリンは入っていないようです。
アルビオン 「スキンコンディショナー」
アルビオンのスキンコンディショナーもグリセリンフリーです。
アルコール成分が入っているため、苦手な方もいらっしゃると思います。が、私には花粉の時期や生理前後など肌の揺らぎというか、安定していないなと感じた時の必須アイテムとなっています。
LUSH 「アロマウォーター」
LUSHのアロマウォーターもかなり浸透しました。
こちらもグリセリンが入っていませんでした。シンプルな成分だったので、良いなと思った一方で、保水力は弱かったような気がします。
資生堂 「2e(ドゥーエ)」「IHADA]
どちらも敏感肌向けとして販売しているイメージです。
「2e」はグリセリンは入っていますが、成分表の記載順で行くと「BG」という保湿剤の方が多く入っているようです。
「IHADA」もグリセリンは入っています。「しっとり」には成分表の順番的に「BG」の方が多く入っているようです。「とてもしっとり」の方が成分表順ではグリセリン量が多いようですね。個人的には「しっとり」の方が使用感が良かったです。
「浸透が良かった」と覚えている商品にはグリセリンが少なかった
私の肌で「浸透が良かった」と感じた商品にはグリセリンが入っていない、又は控えめだったということが、なんとなくわかってきました。
もちろん、化粧水には別の成分も入っていますので、グリセリンだけの問題かというと、そうではないかもしれません。
なぜ浸透が良いと思った物を使い続けなかったか
上記アイテムは短期間やスポットで使う物もあったり、長期間継続使用した物もありました。
でも他のアイテムに乗り換えたんですね。その理由です。
使用感は良いけれど「もっと良く」はならなかった
使用していて、少しでも「良くなった」と感じ続けていれば、使っていたのかも知れないです。が、現状維持だけだと感じるアイテムが多く、物足りなさを感じたこともありました。
結局、毛穴や乾燥、吹き出物が気になる・・・などの悩みがありました。
吹き出物に関しては、生理周期などのホルモンバランス上で仕方ない部分もあるんですよね・・・。
他アイテムのメッセージの魅力にひかれて
ドラッグストアに行っても、コスメ専門店に行っても、デパートに行っても、色々なアイテムが並んでいます。そして、魅力的なキャッチコピーがついていたりします。
メーカーのメッセージやインターネットで口コミを見たりすると、どうしても試したくなってしまいました。
価格帯の問題
コスパの面でも中々悩む物がありました。「困った時には、これに戻る」というアイテムとして確保しながら、もう少し安かったり効果があるアイテムが欲しいと思って探していました。
他の商品をすすめられる
美容カウンターに行くと、どうしても別の商品をすすめられます。また、すぐお会計とならずに時間もかかったりしました。販売委員さんは販売するのがお仕事だし、実際に良い商品かもしれないですが、「買わされる」と身構えてしまったり、「断りにくい」と購入控えに繋がり・・・使用継続しなくなったものもありました。
浸透が良くても、グリセリンが入っていない物は・・・
グリセリンが入っていないアイテムは、私の肌の場合には浸透が凄く良かったです。ですが、肌に入った水分を保持してくれる「保水力」が少し欠けていたように感じます。
あくまでも私の感覚であって、ちゃんと機械等で計測したら保水されていて可能性もあります。
濃いものが合わない肌質かも
グリセリンフリーにチャレンジしようと思い、化粧水を変えてからも色々情報を見ていました。
私の肌は、成分によっては濃いものは合わないのかなという結論に達しました。今までは、グリセリン入りの化粧水、グリセリン入りの乳液、クリーム・・・と重ねて使用してきました。
高価な化粧品には憧れがあり、たまに購入していました。でも、肌に合わないと思うことが多く・・・高い効果が見込めたり、有効成分の濃度が濃いと言われるアイテムは、私の肌には強い刺激という事だったのかもしれません。
「高価なもの」「美容師分が多くて濃いもの」は合わない。なんとなく感じていたことですが、今回はグリセリンというわかりやすい部分で、やっぱりそうなのかと気づけました。他成分も同様かも知れないので重ねすぎてしまわないよう注意した方が良いかもしれないので、気をつけようと思います。
毛穴は・・・
毛穴状態が良くならないかとチャレンジしてみたのですが・・・
今のところは改善しているようには感じていません。開き毛穴・たるみ毛穴、特にたるみ毛穴は医療でも改善が難しいと言われているので、せめて、見え方で良くなるよう気をつけて行きたいと思います。