検診で婦人科の要再検査になった時の話

雑談
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検診で婦人科の要再検査になった

数年前、職場の健康診断で婦人科にひっかかって再検査になりました。

その時と現在に関して実体験を書いてみました。

要再検でびっくりした

今まで健康診断結果では、貧血気味などの評価が書かれた事はありました。

ですが、再検査になったことはなく・・・しかも、子宮という事で、ちょっとビビりました。

素人には何が書いてあるかよくわかりませんが、とりあえず検索してみました。

  • 「Ⅲa」というのは、まだガンではないけれど細胞が変化しつつあるグレーゾーン
  • 「ベセスダ」というのは細胞診結果の分類名
  • 「ASC-US]というのは、ベセスダ分類の種類で、細胞が正常ではないけれど、異形成の変化はまだ少ない、という状態でグレーゾーン
  • 「異型細胞」というのは、細胞が正常な状態でないことを指す

などと調べることができました。一応まだガンではないらしいという事だけはわかりました。

この検査結果は、健康診断日の1ヶ月後くらいに送られてきました。

とりあえず婦人科へ

近くの婦人科で再検査しました。

先生は健康診断結果と今後予想される事について丁寧に説明してくれました。「Ⅲa」とはどんな状態か、「Ⅲa」から進むこともあれば、戻ることもある。「Ⅲa」はかなりの確率で正常に戻る事が多い。というお話を専門書の図を示しながら教えてくれました。

「Ⅲa」というのは、細胞が変化しつつあり、そのままガン化する事もあれば、元の正常細胞に戻ったりもするという、本当にグレーゾーンな状態なようです。

健康診断の時と同様の検査を行い、結果を聞きにいきます。検査結果は大体1週間くらいで聞くことができました。

その検査結果、その婦人科が実施できる検査では不十分と言うことで別の病院を紹介してくれました。

次の婦人科へ

紹介状を持って、次の婦人科に行きました。

今までの検査では、「細胞をこすり取る」というものでしたが、次は「細胞を見る為に数カ所、少し切り取る」というものでした。

少し切り取るので血が出てしまうため、1日ナプキンをしてくださいとの指示がありました。ナプキン1枚でも血が止まらなかったら再度来てくださいとのことです。私はその1枚で終わりました。

また、細胞検査の為に切った後は、体調を悪くする事が多いという話もありました。

細胞を取った後に、大丈夫ですか?と聞かれたので、その時は「大丈夫です」と答えました。

「検査後、具合悪くなることがあります」と他の検査で言われても、私は具合悪くなったことはなかったんですね。でもその時は、20分ぐらいすると、目の前がチカチカして、冷や汗が出てきました、呼吸も早まった気がしました。スタッフさんに呼ばれたのでイスから立ち上がりましたが、立ちくらみ・・・。「具合悪いです・・・」と言うと、看護師さんが急いできてくれて、介助してくれて・・・ベットに運んでもらって30分ぐらい休ませてもらいました。

失血によるショック症状と同じ感じなのかな、目の前がチカチカするって、冷や汗って、こんな感じなんだな!と学びました。(・・・)

まだ病院内だったのが本当に幸いでした。

この検査時点で、健診から2ヶ月くらいでした。(仕事休みに行っていたので)

検査結果

細胞の検査結果がこちら。

はい、また素人にはわけがわかりません。

とりあえず、ガンではなく、様子見が必要とのことです。3ヶ月後にまた検査をするというお話でした。

ガンになりきっていないから、手術になるわけでもなく、でも対応する薬もまだ無く。定期検診で、細胞の変化を見るしか無いそうです。

3ヶ月後の再検査①

前回の検査から約3ヶ月後にこすり取る方の検査をし、その結果は「Ⅲa」のままでした。

また3ヶ月後に再検査です。

3ヶ月後の再検査②

「ベセスダ」が「ASC-US」から「NILM」に変わりました。

クラスの表記も「Ⅲa」から「Ⅱ」になり、「擬陽性」から「陰性」に変わりました。

「NILM」と「Ⅰ・Ⅱ」という表記は正常状態とのことです。ちょっとおかしくなりかけていた細胞はガンにならず、正常状態に戻ったんですね。

この後は、定期健診が6ヶ月後になりました。6ヶ月後の検査も陰性だったので、次は1年後の検査となりました。

様子見しかできない

今回は健康診断に引っかかったので、再検査する事になりました。

ガンでなかったのは良かったです。

でも、ガンになるかどうかの様子見するしか無いというのは、正直歯がゆかったです。きっと薬の研究をしてくれているんだろうと思います。が、モヤモヤしながら過ごすんだったら、健康診断でのこの検査結果は必要だったのかな?と思ってしまいました。

薬も無く、検査して様子見だけなら・・・検査費用含めた病院代もかかりますし。

でも、ガンになった瞬間に、即手術に切り替えるにはこれしかないのだろうとも思います。早期に異変を察知できるのも凄いことですよね。

今回は、正常に戻ってくれました。ですが1回検査に引っかかった以上は、今後もずっと気にして生きていく事になりそうです。

私の生活習慣はどうだったか

私の生活習慣はどうだったかというと。

喫煙歴はありません。若い頃はお酒は好きで結構呑んでいましたが、検査5年以上前までにあまり呑まなくなっていました。食生活に偏りはあまり無いと思います。ただ定期的な運動はできていないですね。睡眠は8時間といかないまでも取れていた方だと思います。

両親にガン既往歴はないですが、祖父は両方ともガンが見つかりました。

健康診断を受けた当時はストレスもありました。子宮でひっかかった翌年には大腸ポリープも見つかったので、ストレスは要因としてあったのかもしれません。

そんな程度です。

HPVワクチン

健康診断の結果から再検査するに当たって、色々調べました。

子宮頸がんの発症予防の為には、HPVワクチンを打った方が良いというのも初めてわかりました。

厚生労働省のHPに詳しく載っています。

最近ではCMをしていたり、ポスターを見かけることもあります。ですが、私がワクチン摂取できる年齢の時には、そんな情報はなかった気がするので致し方ないなとも思います。(あってもそこまで広報してなかった?)

ワクチンには賛否両論ありますが、こんな心配でモヤモヤするくらいならワクチン接種したかったなと思います。そう感じるのは自分が健診でひっかかったからだとは思いますが・・・。

厚生労働省のHPでは

ヒトパピローマウイルス感染症とは
 ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。

https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/index.html

このように紹介されています。「性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルス」って何だかなぁと思ってしまいますね。

ワクチンを接種できるのが小学校6年生~高校1年生の女性ということです。その年齢の方が身近にいて、口出し出来る関係性なら、すすめたいなぁと個人的には思います。ワクチン接種というのはそれぞれ考え方があるので、強くは言えないですが。

また2025年3月まで、厚生労働省では『平成9年度~平成19年度生まれ(※)まで(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日)の女性でワクチン接種できなかった人』に接種機会を提供していると事です。気になる方がいたらワクチン接種を考えてみても良いんじゃないかと思います。

気軽に婦人科に相談できた

定期健診で婦人科に通い出した後に、更年期症状かな?と思う事が色々出てきました。

「定期健診」という婦人科にいく用事があったので、気になることをすぐ聞くことができました。「まだ更年期っていう年齢でもないけど、早い人もいるみたいだし」「これは一過性なのか」などなど自分の中でモヤモヤせずに、すぐ相談できて、漢方薬を処方してもらって。

そこまで辛くなる前に対応できたのは幸いでした。

健康診断で要再検査という結果が出たときは驚きましたし心配でした。妊娠出産をしていないので、婦人科にお世話になったことが無かった私。この件がなければ婦人科に相談に行くのは、きっとハードルが高かったと思います。

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