持ち株でTOB情報が出た時の流れ
先日、持ち株でTOB(公開買付)情報がでました。TOBという言葉の説明はネット上でも沢山ありますが、結局どうなるの?というのがわかりにくく感じます。そこで、実際にはこんな流れがありました。というご紹介をします。
*画像はマネックス証券ホームページ及びアプリのスクリーンショットです*
三益半導体工業がTOB
今回、持ち株でTOBがあったのが、三益半導体工業です。
三益半導体は信越化学グループで、シリコンウェハー加工・商社です。信越化学からのTOBが発表されました。
4月の発表後の様子
まず4月20日(土)に信越化学からTOBについて発表されました。さらに25日に三益半導体から同意・推奨の旨が発表されました。また、5月に予定されていた配当も見合わせの発表がありました。
三益半導体がTOBに対抗するのではなく、株主に対応することを推奨という立場を示したことで、TOB発表にあった1株3,700円が確約の状況になりました。このため、翌日にはストップ高、さらに翌日には3,700円付近まで株価が上がりました。
その後も3,700円付近を維持・推移しています。
6月下旬に証券会社からお知らせ
6月21日付けで私が三益半導体工業の株を保有しているマネックス証券からご連絡が来ました。
買い取りしてくれるのは大和証券というお知らせです。
私は大和証券に口座がありません。この場合、口座を作る必要があります。さらに持ち株を、マネックスから大和証券に移す「移管手続き」が必要になります。
移管には基本的に手数料がかかります。と、すると市場で売却した方が手間もかからず、利益も減らずに済みます。
三益半導体工業からお手紙が届く
6月吉日の日付でのお手紙が、三益半導体工業・信越化学工業から連名で届きました。
案内のご挨拶文と冊子が三冊です。
文字びっちりで、意外とページがありまして。
これを送っていただく前に市場で売却しておいたほうが良かったかなと思いました。お手数かけてしまった・・・
TOB発表後は、結局どうしたほうが良いのか?
TOB発表後は、結局どうしたほうが良いのか?という事ですが、双方合意があればその価格付近で売却すれば良いし、会社が反対・抵抗の意思を取れば保有を続けるのもアリですよね。もちろん、株価が上がった段階で売却もアリです。
今回のような時は自分が保有している株式が、どこの証券会社にあるかで売却対応は変わってくると思います。
もし、大和証券に口座があれば、3,600円付近で買い増して、少しずつ利益をとる方法もあると思います。これには、資金もないといけないですが・・・。
買い付け額付近の価格であれば、それ以上は株価が上がることは少ないです。早々に市場で売却して次に資金を移す、という方が良い可能性が高そうです。
実際には、どういう流れになるのか自分で体感してみたかったので今回は様子を見ました。同様の事が今後あれば、株価が上がったら早々に売却しようかなと思いました。