佐渡汽船には航路が2つある
佐渡島に行くためには、佐渡汽船に乗る必要があります。現在、佐渡汽船には「新潟ー両津」を結ぶ航路と「直江津ー小木」を結ぶ航路の2種類があります。
こちらの地図は「海天気.jp」のスクリーンショットです。風の強さや方向・波の高さなどの予報が確認できるサイトです。
「新潟ー両津」と「直江津ー小木」の航路にはこんな感じの違いがあります。
7/27の15:00頃には大して波がない事がわかります。
ちなみに、この航路と佐渡の真ん中を通る道を併せて「国道350号」で、日本で「海の国道」はここだけだと言われています。
「風の強さや方向・波の高さ予報」変化の様子
海の上の方から、波の高さ予報に変化が出てきました。
12時間後の18日18:00の予想では佐渡周辺まで色が変わってきます。
地図左上から放射状に色が変わってきています。佐渡の左側が波が高くなっているのに対して、右側は薄い、水色のままです。島が防波堤のようになっていることが見て取れます。
さらに時間をすすめると、さらに濃い青に変わっていきます。
風向きの矢印も全体的に長いです。風も波も少し強くなってきた事が分かります。
30日に日付が変わる頃には、さらに波が高くなる予報になっています。
ここでも島が、本州へ向かう波を留めているのがわかります。
小木航路は欠航しやすい?
航路を乗せてみると・・・小木航路の方が黄緑色から青色になっており、波が少し高い場所を通らないといけない事がわかります。ちなみに黄緑色は、波が「2m~2.5m」という予想です。
このように、両津航路は島影で風も波も少し弱くなりやすいです。一方で、小木航路は直接、波の高さの影響を受けやすいです。
波や風が高い情報が出ると、両津港には荷物運搬船が安全確保のために避難したりします。天然の大きな風よけなんですね。
また、風や波だけでなく、佐渡の山に雲が引っかかるため、天気にも影響します。新潟県内に雨の予報が出ても、新潟港のある新潟市は雨が降りにくかったりします。雪も同じくです。
ちなみに冬になると・・・
冬になると、低気圧等の関係で日本海は荒れます。
その為、ジェットフォイルも運行できなくなるときがあります。
こちらは11月下旬、とある日の海天気.jpさんのスクリーンショットです。
冬はこういった波・風になりやすいため、小木航路はお休みです。
両津航路も注意が必要です。
最新の情報をチェック
佐渡汽船のホームページでは、1週間の就欠航予報「たびもんのみちしるべ」を掲載しています。
*あくまで予想です。正式発表は当日の運行時間1時間前に発表されます*
ここで、小木航路を確認してみると、30日は△印になっています。
「大丈夫そうだけど未定」ということです。ちなみに両津航路のジェットフォイルも◎ではなく、○になっていますね。
カーフェリーは波が5m以上、ジェットフォイルは波が3m以上で欠航する事が多いようです。
私が「海天気.jp」で見る事が出来たのは30日0:00までなので、その後さらに波の予報が悪くなるのだろうことがわかります。
佐渡に行く予定の方は、天気だけでなく波予報も見て欲しい
小木航路が欠航しやすい?かどうか、何故そうなのかを見てきました。
小木航路は冬期間は運航しません。冬の日本海は荒れるので、影響を受けやすい小木航路は運航するのが難しいんですね。逆に言えば、夏場は運航しやすいと言うことです。
「直江津ー小木」航路をご利用予定の方は、天気予報だけでなく、佐渡汽船ホームページもご確認いただき、もしも運航があやしいようであれば、新潟港から乗れるように調整いただくのも一つの手です。
乗り物酔いしやすく、船酔いが心配な方も、波風予報は事前にご確認いただくと良いと思います。(1mくらいであれば、ほとんど揺れないとは思います)