離乳食から幼児咀嚼について考えたとき、知りたいとき
参考になったと思う本のご紹介です
保育園だと離乳食から幼児の咀嚼について考える事が多いと思います。そうした中で、読んで良かったなと思った本をご紹介します。
「食」をとおして育つもの・育てたいもの
離乳食の講習といえば堤ちはる先生、というイメージがあります。
堤先生の御本は他にも色々ありますが、こちらをオススメした理由が以下の点です。
カラー
文字だけの本だと、途中で読むのが嫌になったり、見難くなる事もあります。この本は前ページが優しい色のカラー刷りなので目が疲れる事がありません。
読みやすい
区切りがわかりやすく、文字も詰まっていないので読みやすいです。
9人の専門家のお話
口腔リハビリテーションの専門家、臨床支援の専門家、小児科関係者、療育センター栄養士、保育園園長などのお話が載っています。栄養士の講習会に参加しても、なかなか聞く事ができない専門家のお話です。
堤先生のお話は前半の1/5程度で、あとは色々な専門の立場からそれぞれの視点でのお話があり、非常に参考になりました。
アレルギーや発達障害、食育などにも触れておりおすすめの一冊です。
改訂 じょうずにたべる たべさせる
言語聴覚士の山崎先生の著書です。言語聴覚士の先生が書かれているので、口や喉の動きについて言葉ながら”鮮明に”といった描写で書かれています。
咀嚼に関して
こちらはちょっと専門的な内容かなと思います。
食品が口に入ってから飲み込む際に、どの筋肉が動いていくか、流れていくかという説明の部分では、こんなにきれいに流れがわかる説明を言葉で表現できるのだなと感動しました。
咀嚼に関係する様々なこと
口の発達の基礎知識、発達が気になる子どもたち、食の様々な問題などが章で纏められています。また離乳期の咀嚼だけでなく環境や、子どもの行動への目の向け方も挙げられているので、参考になりました。
食べない子が変わる魔法の言葉
一般社団法人会食恐怖症克服支援協会代表理事の山口さんの著書です。栄養士は「食べましょう」といいう側ですが、「食べない」側にも理由があります。そして、それを知るべきだと思います。
食べない子
食べない事にも理由があります。それを理解しているのといないのでは、進め方にも差が出てくると思います。
食べない子へのアプローチ
その子にとって何が良いのかはわかりません。ですが考えていく上でどんな可能性があるのかヒントになると思います。
↓ 会食恐怖症に関してはこちら ↓
まとめ
保育園勤務の経験から、読んで良かったなと思った本をご紹介しました。
学校の教科書では離乳食や子どもの咀嚼二関して、詳しくは載っていないと思います。気になる方は是非読んでみてくださいね。
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