仕事ができない?後輩と、仕事していたとき

栄養士
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仕事ができない?後輩

仕事が出来ない後輩、と言い切って良いほど、私が完璧に仕事が出来るわけでは無いんですが・・・

ちょっと困った・・・いや、かなり困った後輩の話です。

この時の現場は、栄養士が2人体制でした。

後輩のスペック

後輩のスペックですが・・・私よりも良い大学を卒業していました。私は短大卒で、向こうは四大卒。偏差値的にも、確か向こうが上でした。

雇用形態も異なり、後輩は新卒正社員でした。私は契約社員的な立ち位置でした。

後輩は、それに対してマウントを取るような事は一切ありませんでしたが、プライドは高いなと感じた事があります。

私のスペック?

私は、この後輩の前に3人、一緒に仕事をしたことがありました。2人体制の仕事なので、異動で入れ替わる状況です。また、栄養士養成校の校外実習受け入れをしていたので、短期間といえ実習生にも教える機会がありました。

後輩以外には大きな問題なく、教える事ができていたと思います。皆、わからない事があれば質問してくれました。私がちゃんと説明できていなかったのに、運良く察しの良い人達ばかりだったから、やってこれたのかもしれないとも思いました。

仕事ができない?と感じた理由

仕事が間に合わない

社員食堂には一般のお店と同じく、営業開始時間があります。

この時間に間に合うように準備をしないといけないのですが、それができませんでした。

パソコンの前で固まる

パソコンの前で固まっていることもよくありました。

「どうしたの?」「どこかわからない?」「大丈夫?」など、時折声かけしたのですが「大丈夫です」の一点張りでした・・・。

質問してこない

人に何かを教えるときは、わかってもらえるように色々気をつけて話をすると思います。それでも、言葉が足りなかったり、わかりにくい表現になってしまうこともあるでしょう。

そんなときには相手から確認したり、質問すると思うのですが、それもほぼありませんでした。

自分が業務にかけている時間が把握できていない

”仕事が間に合わない”事にも繋がりますが、自分がその業務にどのくらい時間がかかっているのか、わからないようでした。

1日1項目ずつでもいいから(例えば小鉢の盛り付けにかかる時間とか)自分がどのくらい時間がかかっているか確認して、逆算して行動するよう話したのですが、意味がわからなかったのかもしれません。

時間感覚がズレているのかとも思いましたが、仕事に遅刻する事はありませんでした。

私がした対応は・・・

自分の教え方を変えてみる

問題の後輩にも、それまでと同じように教えたのですが、うまくいきませんでした。

今まで教えてきた人達が、ただ単に察しが良くて、私の教え方・話し方に問題があるかもしれないと思いいたります。自分が考える事の出来る中で、色々な方向からアプローチしてみました。褒めて伸びるタイプなのか?と思い、そうなるようにやってもみました。

社内の同年代メンバーにも色々話を聞いて貰って、色々考えました。教え方に問題なんてなかったよと慰めても貰えました・・・。

(ちなみにこの年、他現場の新入社員も問題児ばかりだったようです。皆それぞれ困ってました・・・。)

他の人からも教えてもらう

私の教え方にも問題があるかもしれない。

私が話すことは頭に入らないのかもしれない。

そう考えて、職場の人に「私の説明ではわかってもらえないみたいで、申し訳ないけれど気がついたら声をかけてあげて欲しい」と、注意して貰うようにしました。

残念な結果ですが、特に変わらずでした。

結局、私の教え方が悪いという声も出た

いつまでも後輩が仕事が出来ない結果、私の教え方が悪いという声も出てきました。まあ、一面しか見えていないパートさんの声でしたが、事実なので、何も言えませんでした。

私が一生懸命取り組んでいる事を分かってくれるパートさんもいたので、それが救いでした。

最終的には私が異動した

色々あって煮詰まっていた所に、私の異動話が出てきました。後輩にうまく教えられていない事とは関係ない話です。

正直、自分が動かなければならない事は悔しかったけれど「上司め!○○(パート)め!思い知れ!!!」と思いながら現場を去りました。(笑)

私が在籍していることが、後輩にとってよくない環境かもしれないとも思った事もありました。そのため、お互いに環境を変えるには丁度良い出来事でした。

いま思い返してみると・・・

私自身が発達障害では?と悩んでいた時期があって、色々調べている中で気付いたことがあります。

ADHDの特徴の一つに、時間の逆算が出来ないというのがあります。さらに発達障害の症状の一つとして、わからない事に直面すると固まってしまうというものがあります。

ちょっと、そういう傾向があった子なんだろうと思ったりしました。グレーゾーンなのか、グレーゾーンまでもいかない、そういう傾向が見られるだけなのかはわからないですけれど。

もし発達障害の傾向があったとしたら、彼女に教えた事やアドバイスは、まったく情報量が足りていなかったり、ステップが大きすぎたんでしょう。でも当時、発達障害に関しての情報は無かったので、気づけませんでした。「仕事は見て覚えろ」な時代だったこともあります。

話をして、会話の成立はしていたし、多動でもなかったので傾向くらいなのかな。それとも上手くカモフラージュしていたのか・・・。会話自体がかみ合わなければ、皆も何かおかしいと気付いたのかなと思うんですけど。

私が異動した後の現場は、やっぱり混乱した部分もあったようです。他の人の意見も聞き入れなかったみたいですね。

自分の教え方が悪いと思わない方がいい

この後輩と仕事をしていたとき、相当悩みました。私の教え方が悪いからいけないんだ・・・どうやって教えたらいいんだろう・・・。グルグルしていました。

そして、今思うといわゆる「フキハラ」、不機嫌ハラスメントをしていました。

私の異動後は、何かあれば他の誰かが指摘するしかありません。そうなったときに、きっとわかるはずです。

今、目の前に問題がある人は、本当にしんどいと思います。

最近は発達障害やグレーゾーンなどの言葉、何らかの特性があるということが知られるようになってきました。

本人が伝えていないのに発達障害と指摘・断定する事をしてはいけないですが、「そういう傾向があるのかな」と考えて対応していく事は出来ます。こんな事例が・・・と上司に相談もしやすい事もあるかもしれません。

気になる言動を検索してみるのも一つの手なのでは思います。

真面目に考えすぎるとドツボに嵌まります

真面目なのも考え物なんですよね・・・

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