「偏食」に困っている人にオススメの本

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「偏食」に困っている人にオススメの本

「偏食」に困っている人にオススメの本。

徳田克己監修、西村実穂・水野智美編著で、チャイルド本社から出版されている「具体的名対応がわかる 気になる子の偏食」という本です。

「発達障害児の食事指導の工夫と配慮」という副題がありますが、発達障害という診断がなくても有用な本だと思います。

発達障害児でなくとも、偏食はあります。偏食=発達障害というわけではありません。

また、大人であっても自分自身の偏食が気になる場合、該当する物がないか見てみるのも一つだと思います。

目次の紹介

こちらは目次の1章2章のところです。目次は次ページの3章まであります。

3章では実際の事例が沢山掲載されています。

保育園・幼稚園関係者はこの目次を見ただけでも、気になる項目があると思います。

どんな事が載っているのか

どんな事が載っているのかというと、発達障害児に多い特徴、どういう気持ち・こだわりでそういう行動になるのか解説があり、対応方法も記されています。

例えば、野菜を食べない理由に、感覚過敏なために野菜が固いと痛くて食べることができない。大きいサイズだと固いと感じてしまう。柔らかくして提供すると食べる事が出来るようになる。

例えば、キャラクターのおにぎりを作ると、食べ物として認識できない。

例えば、筋力が弱すぎて、食べる間も座った姿勢を保てない。

などなどです。

子どもは上手く言葉で説明できない

子どもはまだ自分の感情や状態を言葉で上手に説明できません。

こういった書籍を読むことで、ただ「嫌い」「イヤ」という言葉に、「固くてイヤなの?」「冷たいの?」など、大人が言語化して聞いてみる事ができます。もちろん、完全に子どもが感情を理解できるとは限りません。

何がダメなのか、一緒に考えてみる、それを子どもに感じてもらう事も重要だと思います。

編著・水野先生の話

編著を担当されている水野先生の講義を数回聞いたことがあります。

水野先生ご自身が発達障害で、神経過敏に悩まされていらして、実体験談を聞いていると引き込まれます。もし、講義を受けるチャンスがあれば聞いていただきたいなと思います。

私は最初に講義を受けた後で、参考になりそうだと思ってこの書籍を購入しました。

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