今回は栄養士会とは・・・というお話です
「栄養士会」とは?
「栄養士会」とは何か・・・私が初めて仕事に就いたのは随分前になるのですが、その頃には何を指すのかよくわかりませんでした。
私のような人はあまりいないかもしれないですが、ちょっと触れてみたいと思います。
「栄養士会」って何?
「栄養士会」とは、ざっくり言うと栄養士が集っている会の事を指します。言葉そのままですね。「栄養士会」と名の付くものは、実は色々種類があります。
私が最初に出会ったのは社内の「栄養士会」です。社内の栄養士の集いの名称として使用されていました。なので、私は「栄養士会」に属しているのだと思っていたのですが、友人と話しているとどうも違う・・・。
一般的に「栄養士会」というのは、「公益社団法人 日本栄養士会」の事を指すと気づいたのは大分後からでした。そもそも存在を知らなかったというのが本当の所です。
「栄養士会」どう違うのか?
「日本栄養士会」と連携した「各都道府県栄養士会」があり、この二つは公益社団法人です。こちらに関しては、会費が必要です。
一方、会社や法人、地域(○○市栄養士会など)の栄養士会は会費無しで会社や地方自治体がメインで動いてくれたりします。(地域や活動によっては会費もあるかもしれないです)
「栄養士会」という同じ名称を使用しているので正直、わかりにくいですよね。
「日本栄養士会」には入った方が良いのか?
会社や法人、地域の栄養士会には、必然的に参加するようになります。会社・法人内の栄養士会は職務に関係したりしますので仕事の一環となります。地域の栄養士会は参加や会への出席に義務はありません。ですが、所属施設から出席を促されたりしますし、情報取集の為には出席したほうが良い事もあります。
公益社団法人に関しては会費がまあまあかかるので、私は暫く入会しませんでした・・・。薄給で年会費1万円超えは正直キツかったです。
ですが、今では入っておいた方が良いと思っています。会社や法人、地域の栄養士会から得られる情報は少なく、限定的な事が多いです。(医療法人に関しては所属したことが無いのでわからないですが)自分の情報アップデートやスキルアップの為には、日本栄養士会へ加入したほうが良いと思います。
「日本栄養士会」入会のメリット
日本栄養士会の入会するメリットはいくつかありますが、私自身がメリットだと思っている事を3つご紹介します。
メリット1・研修会などに参加出来る
無料、もしくは安価や割引で研修を受ける事が出来ます。仕事している上に勉強なんて・・・と、昔は思っていました。ですが、情報は日々更新しますので学校卒業後のアップデートが必要です。社内研修では専門知識まで学ぶことは機会はあまりありません。
また、日ごろの業務で栄養士らしさを実感できない時に参加すると、自分は栄養士なんだという実感を得る事ができました。さらに研修によっては他の分野の栄養士がどんな活動をしているかも知ることができたりします。コロナ禍以降はオンライン講習も増えて、講習が受けやすくなりました。
「学生の時にもっと勉強しておけば良かった」とか「これ忘れてしまった」「勉強し直したい」という時に非常にありがたいです。
また、日本栄養士会主催だけでなく都道府県栄養士会、学会、会社主催の研修会も調べることができます。地方開催でもオンラインで拝見できたりするのが、最近の良い所です。
コロナ禍以降、オンライン研修が増えています。日本栄養士大会期間中には
20本程度の専門的な話を、自分の都合の良い時間に聞くことが出来たりします。
メリット2・会報が届く
月1回、「日本栄養士会雑誌」という会報が届きます。
作成して下さっている方や寄稿されている方には本当に申し訳ないんですが、正直ほとんど読んでいないです。ですが、気になる記事があれば読みますし、講習会同様に私のモチベーションアップにつながりました。
講習会の予定なども出ているので、そこはしっかり確認しています。
メリット3・栄養士総合賠償制度に自動加入
栄養士総合賠償制度に関しての詳細は文字をクリックしてください。ざっくり言うと栄養士の仕事をしていて起こしてしまった事故の補償がつきます。事故を起こしたい人はいないと思いますが、それでも怒ってしまうのが事故です。万一の保証があるのは安心です。
以上の3点が、私の思うメリットです。
他にも専門職の輪が広がるとか、コミュニケーションの場となる、栄養士認定制度など色々あります。人によってメリットは変わってくるのではないでしょうか。
日本栄養士会の入り方
各都道府県栄養士会に入会を申し込みます。入会すると、自動的に日本栄養士会にも入会する事となります。日本栄養士会からも各都道府県栄養士会ホームページに行く事が出来ます。
自分の居住地か、勤務地の栄養士会に入会することが可能です。
埼玉県在住で、東京都に勤務しているとしたら、埼玉県栄養士会か東京都栄養士会のどちらかを選んで入会を申し込むことが可能です。研修を受けやすい場所はどこか、地元の事を知りたいか、勤務地近くで働いている人たちとかかわりを持ちたいかなどを考えて、決めると良いと思います。
各都道府県栄養士会によって入会金が変わってきますので、それで決めるのもアリだと思います。
所属部会って何?
入会の際に「所属部会」を選択する必要があります。『私が選んで良いの??』と入会申し込み当時はどうしたら良いかわからなかった私です・・・。
最近は親切な説明があるので、大丈夫かなと思いますが・・・。現在ついている所属以外で気になる部会があれば、そちらにして学ぶのも良いかも・・・?と思います。
1回入会してみるのも良いかも
ホームページの会の目標を見て尻込みしたり・・・なんて事もあるかもしれません。でも、それは気にしないで、まずは自分の利用したいところだけ利用しましょう。入会してみたけど、意味が無いなと感じたら継続しないのも手です。
可能であれば学生のうちに!
学生さんは無料で受けられる講習会などが設定されています。緊張するかもしれませんが、様子を見るには絶好の機会です。学校では受けられない講義を聴くこともできますので、利用してみると良いと思います。
まとめ
今回は「栄養士会」とは何か、種類、メリットなどを紹介しました。
個人的には、栄養士で仕事をしていこうという方は入会した方が良いと思います。学校を卒業すると専門知識を学べる場所はあまりありません。情報をアップデートしていくのは専門職の責務でもあります。
仕事をして自分で勉強・・・ハードルが高いと感じる方も多いかもしれません。そう言っている私もその一人です。参加して皆でモチベーションを上げていきましょう。
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