【食物アレルギーが心配】実際の対応は?イクラは魅力的な色・形

アレルギー
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食物アレルギーになることを心配する保護者は沢山います。

結局、実際食べてみないとわかりません。

食物アレルギーが心配。ならないように気をつける?

離乳食をあげる時に、アレルギーが心配で食べさせるタイミングを悩む・・・。

そういう保護者さん、多いです。

ご自身がアレルギーをお持ちだったりすると、さらにそういう思いを持つことがあります。その気持ちはわかる気がします。でも、食べはじめを遅くしてもアレルギーの発症には影響がないと言われています。

アレルギーになる理由は、基本的には解明されていない

何故アレルギーが発症するのかは、いまだ解明されていません。親がアレルギー体質だと遺伝しやすいという傾向はあります。

ちなみに私は「そばアレルギー」ですが身内に「そばアレルギー」はいません。両親は花粉症ですのでアレルギー体質ではありますが、食物にアレルギーはありません。

私が食物アレルギーなのは保護者のせいでも、私のせいでもありません。

妊娠中のお母さんの食事は関係ない

妊娠中のお母さんの食事で、卵や乳を制限してもアレルギーは防げません。それよりもバランス良く食べる事の方が大事です。

「妊娠中に○○を食べたからいけなかったのか・・・」なんてもし思ってしまっても、それは関係ないですよと伝えます。

基本的には「離乳のすすめ方」を守って食べさせてもらう

「離乳の進め方」という下の表があります。厚生労働省から出ている物で「○ヶ月で何をどれくらい食べさせましょう」という事が書いてあります。保健所や病院などでもらう場合が多いのではないでしょうか。離乳食の本などにはカラーで見やすいものが載っていると思います。

6ヶ月目に入っても卵を試せない保護者には、声をかける事も必要になってきます。

時期を遅くしたからといって発症は遅らせることはできない

保護者が卵アレルギーを持っていたりすると(治った方も含め)卵を食べさせる事をためらう方も多いです。ですが、医学的にみても食べ始める時期を遅くしても卵アレルギーの発症を減らす効果はありません。

その事も伝えていく事が重要です。

ほとんどの子は小学校までになおる

卵アレルギーに関しては、なおる場合がほとんどです。

心配している保護者には何かの資料を見せて説明していく事も考えたいです。下図は消費者庁のホームページにある「令和3年度食物アレルギーに関する調査研究事業報告書」という資料に載っています。こういった資料を見せて、安心してもらうことも一つの手段になります。

遅らせた方が良いものもある

離乳食の本は色々販売されています。どんな食品から食べさせましょうなど細かく書いてある事も多いです。一方で、離乳食の時期を過ぎたらどうするかという本は数が少ないようです。

そんな乳幼児期に気をつけた方が良い食材をご紹介します。

子どもの腸はまだまだ成長途中

身長体重は成長しているかどうか非常にわかりやすい指標です。でも、身体の内部の成長は目で見る事も数字にすることもできません。体の中の事はぱっと見ではわからないですが、気をつけてあげる事が大事です。離乳食の時とは違った配慮が必要です。

刺身(生魚)は小学生になってから

消化器官である腸が安定してくるのは、大体小学生くらいと言われています。それまでは、生魚は控えた方が良いと言われています。

保育園では連絡帳を見せてもらったり、保育士から話を効かせてもらう事が度々ありました。意外と刺身を食べさせてしまう保護者さんがいらっしゃいます。

保育園や幼稚園の職員は、通うお子さんには「まだ生魚は早いよ」と給食だよりや食育だよりなどでお知らせできるといいかもしれません。

イクラは子どもにとって魅力的な色・形

イクラは、「赤い」「丸い」「ピカピカしている」という子どもが魅力を感じる要素がふんだんです。

回転寿司などで見かけると、手を伸ばして欲しがる場合があります。「高価」「おいしい食べ物」だから欲しいというわけではないんです。ただ、ピカピカして、丸くて、赤くて目立っていて、それが気になります一度食べた後は、味が気に入って欲しがる事もあります。

イクラは「魚卵」ですし、「生もの」です。刺身と同じで、小学校以降で考えたい食べ物です。

「魚卵アレルギー」は1・2歳頃に増加しだすという調査結果があります(下表)。理由としては保護者に「食べたい」という意思表示が出来るようになること、回転寿司などに行く機会が増えることなどが考えられています。

今後は回転寿司でも寿司が回ることが少なくなるかもしれませんが、見せないようにすることも対策の一つです。

ナッツ類のアレルギーが激増中

ナッツ類のアレルギーが、非常に増えています。今までは、牛乳に次いで多かったのは「小麦」です。この15年ほどで7倍に増えているそうです。

こちらも1・2歳頃から増え出します。「これだ」という理由はまだ解明されていません。

しかし、この10年ほどでナッツ類の輸入量が相当増えているそうです。以前は製菓コーナーで少量のクルミやアーモンドしか販売していませんでした。しかし、今は大量に入り、どこのスーパーでも販売されています。

昔は小さい頃から食べる機会が少なかったけれど、今は食べる機会が多いという事です。

ジャンドゥーヤにはヘーゼルナッツが入っていますしピスタチオもブームがまだ続いているようです。以前よりも食べる量が確実に増えている、という違いはあります。

ナッツ類は硬い物が多いので、子どもに食べさせる際には誤嚥を防ぐために細かく砕いた物を食べさせるという注意も必要です。

まとめ

食物アレルギーで心配になることに対しての対応と、気をつけて欲しい事をあげてきました。

「食べさせる」をためらわないで欲しい時と気をつけて欲しい時があります。それを何らかの方法で伝えていく事が必要になってきます。残念ながら、おたよりだと余り読んでもらえない可能性があります。園での情報発信ツールの種類やどういう物であれば保護者の目にとまるかの方法を考えていく必要があります。

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