冷凍した食品は、いつまで大丈夫?
家の冷凍庫で冷凍することを、ホームフリージングと言います。
このホームフリージングした食品は、いつまで食べても大丈夫か?というお話です。
冷凍食品とホームフリージングは、どちらも食品を凍らせて保存する方法ですが、いくつかの大きなな違いがあります。
まずは違いを見ていきます。

冷凍食品とホームフリージングの違い
販売されている冷凍食品と、ホームフリージングした品物の違いをみていきます。
1.冷凍にかかる温度と時間
一番大きいのは、冷凍の際にかかる温度と時間です。
市販商品は、恒常での短時間での急速冷凍が可能です。急速冷凍することで細胞が破壊されにくく、劣化を防ぐことができます。
ホームフリージングでは、ゆっくりと凍結していくため、食品の細胞が破壊されやすく、解凍した時に食感や味が悪くなってしまいがちです。
2.品質
例えば市販の冷凍野菜は、旬の季節に大量に冷凍をします。そのため、栄養価も高いまま冷凍されている場合が多いです。
市販の冷凍食品は、工場で検品等も行っているため、品質も良好です。
3.衛生
市販の冷凍食品は、衛生環境が整った工場内で、マニュアルに添った形で処理され、冷凍されます。
ホームフリージングは、冷凍したときの環境に様々な違いが出てしまいます。

4.外装パッケージ
冷凍すると、食品は乾燥しやすくなります。
ホームフリージングの場合、冷凍した食品を長い時間冷凍庫に入れておくことで、冷凍庫内の匂いが移ってしまうことがあります。
市販商品は、密閉性・耐熱性・強度などパッケージも研究されています。そのため、匂いが移ったり、移してしまったりということを防いでくれます。

冷凍した食品は、いつまで大丈夫?の回答は2種類
冷凍した(ホームフリージング)食品は、いつまで大丈夫?という問題については、冷凍した食品や、ものによって変わってきます。
およそ1週間、なるべく早く使う。というのがまず一つの答えです。
例えば残り物などの冷凍が、こちらに当たります。調理したあと、どの程度時間が経っているか、どんな状況で置いたあったか、誰かの箸が入っていないか?そういった衛生状態が分からないものは、そもそも注意が必要です。
もう一つの答えは、2~3週間以内に使う。
できる限り衛生的な環境で、食品を処理して、袋に入れて冷凍する時などです。手をしっかり洗って、冷凍するための処理だけを行ったような状態です。
冷凍しているんだから大丈夫でしょう?という質問・・・
冷凍しているんだから大丈夫でしょう?という質問もあるかもしれません。
確かに、熱を通せば、食べる事はできるかもしれません。しかし、美味しいかどうかという点ではどうでしょうか。また、残り物を冷凍した際には食中毒なども心配です。